HMのcfgファイルのフレーム番号、POC、QPfactorについて
HEVC参照ソフトウェアであるHMは圧縮を行う際、cfgファイルをもとに行う。
cfgファイルには圧縮を行う方法などが書かれている。
例えばRandom Accessには
# Type POC QPoffset QPfactor
Frame1: B 8 1 0.442
Frame2: B 4 2 0.3536
Frame3: B 2 3 0.3536
Frame4: B 1 4 0.68
Frame5: B 3 4 0.68
Frame6: B 6 3 0.3536
Frame7: B 5 4 0.68
Frame8: B 7 4 0.68
などと書かれている部分がある。
ここのFrame1やFrame2はデコードされる順番で書かれている。
よってFrame1ははじめにデコードされるフレームということになる。
実際に表示される順番、つまり動画内においての実際の番号はPOCに示されている。
TypeはI、P、Bから選べる。
QPoffsetはQPパラメータにたされ、そのフレームにおいての最終的なQPの値を決定する。
QPfactorはrateとdistortionの最適化を行う際に使う重みで、あたいが高いと精度は落ち、ビットが少ないことを意味する。0.3-1の値が用いられる。